浜松市史 四
第三章 発展への基礎づくり
第五節 産業・経済
第四項 農林水産業の展開
一 農業の発展
特産品の生産
三方原のダイコン
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三方原台地
での
ダイコン
の栽培は大正元年ごろから始まったようだが、大正十年ごろから沢庵
ダイコン
としてその栽培面積を拡大していった。戦後軍用地の開墾が進むにつれて
バレイショ
と共に
ダイコン
の栽培も増えていった。
三方原
農協は昭和二十八年ごろから沢庵事業に取り組み、沢庵
ダイコン
の産地を形成していった。遠州の
空っ風
が吹く十一
月下
旬になると、
三方原
のあちこちで
ダイコン
干しが始まり、白い
ダイコン
が
空っ風
に揺られ、晩秋から初冬にかけての風物詩になった。