浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第六節 生活と習俗
風俗
履物
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一般の履物としては、手製の藁草履、道中には草鞋。下駄は手製の焼杉といって表を焼き、鼻緒は黒茶の
木綿
ですげた。文化七年には駒下駄はすたれ、同十一年から角の差下駄を履くようになった。女下駄も天保十四年ころ江戸から伝わったと伝えられている(以上多くは
竹村広蔭
「
変化抄
」『
浜松市史
史料編四』による)。