浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第五節 庶民の教養・娯楽
二 建築・絵画・書道
画会
松靄
578 ~ 578 / 686ページ
小栗松靄
(おぐりしょうあい)(一八一四-一八九四)は本名仁喜蔵、恒武(当市
恒武町
)仁右衛門守道の子である。絵ははじめ
村松以弘
に、のち
福田半香
・
高久靄厓
(たかひさあいがい)に師事し、山水をよくした。門人も多い。絵のほかに
囲碁
・詩などにも通じ詩集に『
松靄
邨舎雑詠』がある。父祖の職をついで
庄屋
および用達を勤めた(『駿遠書画名鑑』『
浜名郡史
』)。
小栗松靄
筆清渓煎茶の図(
浜松市立図書館
蔵)