浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第五節 庶民の教養・娯楽
二 建築・絵画・書道
画会
思斎
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樋口思斎
(ひぐちしさい)の家は
連尺町
で味噌醬油の製造販売を営み、屋号を伊勢屋と称した。享保年間の歌人光治の家である。
思斎
は名を弥太郎、絵は花鳥を得意とした。
半香
・
椿山
・
顕斎
と交友があり、東西の画家はたびたびここに滞在したという。明治四年(一八七一)四月四日没。
樋口思斎
筆山水の図(浜松市
三組町
内田六郎
氏蔵)