浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第五節 庶民の教養・娯楽
一 俳諧
俳諧の普及
百洲
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【白兎】
百洲
は
笠井
(当市
笠井町
)稲荷明神の神主で、通称
池田庄三郎
、名を勝彦という。
俳諧
を江戸の白井鳥酔に学び、鵞群堂と号した。また一面和歌をもたしなんだ。兄弟子士竜庵百明と親しく、文化三年五月十四日五十歳で没し、同所
定明寺
に葬られた。白兎は松嶋(当市松島町)の
鈴木五右衛門
である。