浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第三節 漢学・医学・蘭学
蘭学
[蘭学]
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蘭学
は江戸時代中期以後、オランダ語による西洋の学術・文化を研究する学問として、わが国文化の興隆に貢献したが、この地方にも深い影響を与えた。浜松の
蘭学
者としては、先ず
岡村義昌
をはじめとし、ついで蘭法
医学
者として著名な
足立双松
があり、また
蘭学
に通じ、蘭医書の飜訳に長じて
藩校
克明館
の発展に力を尽した
賀古公斎
、
蘭学
・
医学
をよくし、蘭法治療の医家として知られた
内田乾隈
(かんわい)(前述)らがあり、いずれも近隣にその名をなしていた。