浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第二節 国学
高林方朗とその周辺
県居霊社
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さらに彼は前述のように、
県居霊社
の修造に終始した。【
須受武之
】またそれ以前の文化十四年には、鈴屋大人十七年霊祭が催されたが、その記録『
須受武之
(すずむし)』の兼題は「秋懐旧」「名所月」で、出詠者九十九名、百九十八首の多数であった。【編集事業】方朗はこの『
須受武之
』編集のほか、
竹村尚規
の家集『
いくみ竹
』
森繁子
の家集『
玉かしわ
』、主君忠邦の命によって古典から抄録した『忠誠武勇の歌』などを編集している。