浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第二節 国学
石塚竜麿とその周辺
栗田高伴
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栗田高伴
は
馬郡村
(当市
馬郡町
)の
藤田伊勢松
(真渕の門人)の子、
犬居
(
周智郡
春野町)の栗田家へ養子して、武鞆を高伴と改名した。真竜・竜磨の学統をつぐ万葉学者で、高く評価される著書に『
万葉一句類語抄
』があり、これは竜磨の『
万葉集
類聚』につぐ労作である。