浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第二節 国学
石塚竜麿とその周辺
鱸有鷹
520 ~ 520 / 686ページ
鱸有鷹
(すすきありたか)は
新居
(あらい)(
浜名郡
新居町
)泉町の宿屋尾張屋の主人で歌をよくし、
内山真竜
・
本居大平
に入門、
石塚竜麿
・
高林方朗
と交友があった。【
鱸有飛
】また父有飛(ありとび)には『
言觽
』『
四十八音略説
』『
四十八音義訳
』『
助辞本義
』という国語学書があって、宣長の『詞の玉諸』の説を批判していることは、注目すべきである(
寺田泰政
「国学者
鱸有飛
・有鷹について」『
土のいろ
』復刊第二十二号)。