浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第一節 寺院と神社
庶民の神々
道祖神
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入野村
道陸地
(どうろくじ)(当市
入野町
)には
道祖神
が祀られている。
道陸地
の地名は
道祖神
の異名道陸神からおこったものであろう。毎年三月十六日には、いまも祭を絶やさぬという。また
下大瀬村
(当市
大瀬
町)には男女双体の
道祖神
がある。いかにもほほえましい姿であるが、造立の年月はわからない。どちらも路傍にあるのは、これはさい(塞・斎)の神とよばれ、外部からくる敵や疫病から村人を守る神と信じられていたからである。
道祖神
(浜松市
大瀬
町)