浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第一節 寺院と神社
神道政策
神官
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また神官職は神社所在の旧家が世襲するのが普通であった。これはなんらかの理由によって神社と旧家とのつながりがあったためで、
蒲神明宮
と蒲家、
伊場村
加茂明神社と
岡部家
などその例である。
この神官も京都吉田家によって統制されるようになっていった。神階・社格または神号についても吉田家の宗源宣旨を受けねばならなかった。
杉浦国頭
(くにあきら)が信濃守に叙任するにも吉田家の周旋を受けている。