浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第一節 寺院と神社
浜松の寺院
寺院の配置
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また寺院の配置をみると、
三方原
丘陵の縁辺に沿うものが比較的に多い。【
寺町
】ことに成子坂(なるこざか)町から本魚(もとうお)町へかけての通りには寺が密集し、
寺町
とよばれるほどであった。軍事的の要請によるものという。そのほか小さな仏堂として
新町
に
庚申堂
、
塩町
裏に
十王堂
、
七軒町
に薬師堂などがあった。薬師堂は慶安二年のころ新道から
七軒町
に移ったという(「
旅籠町平右衛門記録
」『
浜松市史
史料編一』)。