浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第一節 寺院と神社
白隠と浜松
竜水宋賁
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竜水宋賁(一七九九-一八七三)は
大柳村
(当市
大柳町
)に生まれ、僧となり
奥山
蔵書院
に在った。天保二年(一八三一)春に臨済録、嘉永三年(一八五〇)八月虚堂録、安政四年(一八五七)夏碧巌録(へきがんろく)を提唱したが、いずれも聴衆数百人におよんだという。その著に『
積翠軒語録
』がある。