浜松市史 ニ
第七章 文化の興隆
第一節 寺院と神社
黄檗宗と浜松
浜松の黄檗宗
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浜松と
黄檗宗
との法縁は、
大雄庵
(だいおうあん)(当市
天神町
大雄寺)を開いた
石窓
によってはじまる。
【
石窓
】
石窓
(一六三七-一七〇四)は
将監名
(しょうげんみょう)村(当市
将監町
)に
磯部氏
の三男として寛永十四年十一月一日に生まれ、諸国遍歴ののち
十軒新田
(当市十軒町)の
臨済宗
臨川寺
に在ったが、独湛の名声をきき寛文(かんぶん)四年
宝林寺
におもむきその弟子となり、同十年には
引佐郡
金指村
(
引佐町
)
実相寺
をあずかった。