浜松市史 ニ
第六章 藩政の動揺と民衆の動向
第八節 徳川幕府の滅亡と浜松
遠州報国隊の活動
招魂社の設立
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【九段】
招魂社
は事情があって上野にはできず、結局九段に選定された。国家のために倒れた者をまつり、国民思想教化のためには、すでにできていた諸藩の
招魂社
を吸収統一して、東京に大
招魂社
をつくる必要があったのであるが、この
招魂社
(のちの
靖国神社
)の設立は、
招魂社
司として赤・報両隊員を上京させることによって、社会的に救済する必要からも建設が促進される一面をもっていた。