浜松市史 ニ
第六章 藩政の動揺と民衆の動向
第八節 徳川幕府の滅亡と浜松
井上藩の態度
駿府差配
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【
伏谷如水
】そのほか
伏谷如水
は三月二十二日大総督府より駿府差配に転じ、駿府の施政を統括した。彼は閏四月二十六日には参遠駿裁判所判事をも兼任し、大名に下げられた
徳川氏
が七月二日駿府に入封するをもって、四日浜松に帰着した。【
津川矢柄
】また
津川矢柄
も参遠駿裁判所会計助役に任ぜられるなど、甲州の統治に井上藩士が関与したのと同様、新政府に用いられるものもあった。