浜松市史 ニ
第六章 藩政の動揺と民衆の動向
第五節 水野氏の移封と弘化三年の百姓一揆
浜松城下をめざす
一揆の解散
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事態を憂慮した
井上家
では郡奉行高松佐七右衛門などを派遣して、百方農民の説得にあたらせたが、その甲斐あって夜半にいたって
植松村
(当市
植松
町)付近に集結した農民をようやく解散させることができ、かろうじて
一揆
の城下に波及するのを防ぎ得たのであった。