浜松市史 ニ
第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
第四節 産業経済の発展
染色業
紫染
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数は少ないが紫染専門の染色業者もあった。
高薗村
「紫屋」の初代源右衛門は元禄時代に付近の農家から
紫草
を買い集めて紫染めをはじめ、子孫がひきつづいて五代目までその業に従事し、同家の一族にも
笠井村
で紫染めをいとなむものもあったという(浜北市小杉家口伝)。