浜松市史 ニ
第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
第四節 産業経済の発展
遠州木綿
綿作の普及
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以上四地域に大別して綿の耕作記録をおぼろげながらたどってきたわけであるが、このようにみてくると、東は
天竜川
右岸から西は
浜名湖
岸にいたる西遠平野に綿作がゆきわたったのは、大体十七世紀の後半から十八世紀の初頭とみてよいのではなかろうか。