浜松市史 ニ
第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
第四節 産業経済の発展
新田開発
奈川新田
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【
川沿新田
】
奈川新田
浜松
肴町
御用達
川上三郎兵衛
が
馬込川
左岸(当市
中島町
)に開発した新田で、寛保三年(一七四三)
検地
をうけている。安政年間に石高五石六升であった。弘化四年(一八四七)十二月十二日
紺屋町
から火が出て
肴町
におよんだとき、
川上家
はその難にあい、この新田を手放すにいたった(「
奈川新田
書留」『
浜松市史
史料編五』)。