浜松市史 ニ
第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
第三節 町や村の生活
十職
瓦師
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瓦師
清水町
瓦師
頭喜兵衛は家康居城のとき瓦の御用を勤めたので、東は
天竜川
、西は
新居
、南は浜辺、北は国領までの範囲で、寺領・社領共に瓦支配は喜兵衛一人に与えられていた。以後代々この一家が頭役を勤めてきたのである。なおその間、寛永年中
五社
・諏訪両社の造営に奉仕し、
太田摂津守
当時役瓦一か年一万三千枚を差し上げたこともある。