浜松市史 ニ
第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
第三節 町や村の生活
町屋の発達
町名の変化
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まず東海道往還通であるが、町数において
上新町
の一か町がふえ十一か町となり、そのため町通の延長も三町六間増している。【
尾張町
榎町
】町数は全部で二十四か町であることは変わりはないが、
尾張町
・
榎町
が姿を消し新しく
上新町
・
名残町
の名がみえている。おそらく
尾張町
は
下垂町
に
榎町
は
紺屋町
に、宝暦九年以前において
合併
されたのであろう。
上新町
は宿の西はずれの東海道に、
名残町
は浜松より
気賀
に通ずる街道筋に添って発達した町である。
清水谷
が
清水町
となったがひきつづいて町並の取扱いとなっている。