浜松市史 ニ
第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
第二節 交通の発達
浜松宿の助郷
増助郷村の困窮と代助郷
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代
助郷
は
増助郷
に差支えが出来た場合にも課せられた。
浜松宿
では「
浜松宿
増助郷
羽鳥村
外八ケ村水難に付、吟味之上、休役並代
助郷
共割合を以て左之通申付候」とあるように、
羽鳥村
・
恒武村
・
松小池村
・
笠井村
など
天竜川
沿いの
増助郷
九か村が水害のため休役となり、そのかわりを
堀之内村
・
海老嶋村
などの七か村が嘉永四年(一八五一)から文久三年までの十三年間代
助郷
を勤めている。このときは
浜松宿
に比較的近い距離の村々が指定されているので「宿方より相触次第人馬無滞可差出者也」とあるように、実際に人馬を出したものであろう。