浜松市史 ニ
第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
第二節 交通の発達
天竜川の渡船制度と船越村
船賃配分
189 ~ 189 / 686ページ
船賃の配分は右のような
舟名敷
にもとづく出勤日数に応じて算定された。
ここで、臨時大通り(重き通行)の際の
天竜川
渡船定助役と大助役とについてふれておく。これは
宿駅
の
助郷
制に相当するものであるが、その起源は明らかでない。宝永四年の
天竜川
高札には「よせ船」のことが強調されているから、それ以前のことであろう。