浜松市史 ニ
第五章 交通・産業経済の発展と町や村の生活
第一節 幕藩政の動向と浜松城主
浜松城主
松平信祝
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【浜松入封】
松平信祝
(のぶとき)(長沢氏)は、正徳二年三河吉田城主となり、まもなく奏者番に任ぜられ、その後享保十四年に
大坂
城代に任ぜられるとともに
浜松城
主に封ぜられた。【老中】そして同十五年には老中の職に補せられ侍従に進み、延享(えんきょう)元年死去(六十二歳)まで老中在職十五年間におよび、将軍家の信任があつかった。そして前述(第四章)したように享保二十年(一七三五)に浜松藩では
目安箱
が採用施行されていることに注目したい。ともかく
浜松城
主出世コースの典型の一人といえる。