浜松市史 ニ
第三章 浜松城下町の形成
第三節 御役町の成立
御役町の成立
城下の寺社地
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ここで城下の
寺社地
についてふれておきたい。【寺
町】絵図
にもみられるように、
大工町
・
本魚町
・
成子坂町
を通ずる一帯に寺社が多く分布しており、「
寺町
」とも呼ばれていた。このあたりは
浜松城
下の一つの出入口にあたり、浜松藩主の軍事的要求にかなうものであったと考えられる。その外、寺社の配置については格別の特色をみとめがたいが、
浜松城
主に関係の深かった
利町
の
五社
と
諏訪社
について述べておく。