浜松市史 ニ
第三章 浜松城下町の形成
第一節 浜松城
城郭
大手口
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大手(おおて)口 東海道に南面し、もっとも主要な出入口である。ここには二層の間口八間・奥行四間(「
安政絵図
」)の堂々たる
大手門
があった。【
大手門
】門前の右手に使者詰所(十二坪、以下「
安政絵図
」による)、左手に馬繋があり、外濠の板橋を渡ると
大手門
で、土塁をめぐらした枡形(ますがた)があって城内の見とおしをさえぎり、
番所
があった。くぐると左右に
侍屋敷
がならぶ大手筋で、
馬屋
の北角を左折すると、
二の丸
の前を経て
本丸
の
鉄門
前に達する。また、そのまま直進すれば
古城
方面に通ずる。