浜松市史 ニ
第二章 近世初頭の浜松と徳川家康
第八節 羽柴秀吉の覇権
家康の甲信経営
家康の駿河甲斐等の経営成る
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家康は
武田氏
の家臣団を、たとえば
井伊直政
などの家臣として吸収した。その総人数は八百九十五人、彼らは天正十年八月二十一日、起請文を提出し忠誓を誓った。【
秋葉社
】この起請文は
秋葉社
(当市
三組町
)に奉納されたという(『
浜松御在城記
』)。こうして、家康の駿河・甲斐・信濃南半部地方の経営は天正十一年には、いちおう完了した。