浜松市史 ニ
第二章 近世初頭の浜松と徳川家康
第七節 武田勝頼との戦い
遠江高天神城の失陥
馬伏塚築城
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八月家康は、遠江
馬伏塚城
(まぶしづか)(
小笠郡
大須賀町)を修築して、
大須賀康高
に守らせた。
高天神城
を押えるためである。九月勝頼は、
天竜川
まで進撃する。家康は
小天竜川
に陣してこれにそなえたが、両軍の衝突はなく勝頼は帰国した。