15 ~ 15 / 686ページ
 永禄九年九月、信長は美濃の斎藤竜興(たつおき)をやぶり、十一年九月足利義昭をいただき最初に入京した。そして信長は天下の政権をにぎる。有力な戦国大名は、新しい歴史のはじまったことをみて、入京して信長をたおし、これにかわることを目標にはげしく動きだした。