目次
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中世編
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第五章 戦国時代
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第七節 宗教と文化
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神道
今川氏の伊勢信仰
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今川氏
は、伊勢(伊勢市)の大神宮を信仰していた。氏親は永正三年(一五〇六)六月、遠江山口十二郷のうち口入米(くにゅうまい)を
御師
(おし)亀田太郎大夫に保証し、天文十一年(一五四二)には、日供米(にっくまい)として
蔵入地
足洗郷の
年貢
米二百俵を寄進した。義元が出陣のときには臨時の寄進をしているが、永禄九年(一五六六)には、遠江延久村(
榛原郡
)で二百俵に改めた(『
勢州御師亀田文書
』)。