目次
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中世編
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第五章 戦国時代
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第六節 民政
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交通・通信
今川義元の過所
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天文十年(一五四一)十月
今川義元
は、遠江笠原荘高松社に対し、造営材木を
天竜川
上から
懸塚
湊(
磐田郡
竜洋町
掛塚
)まで運ぶについての
過所
(かしょ)(
関所
手形
)を与えた。それには「義元」と刻した
朱印状
を捺してある(「
中山文書
」『
県史料
』四)。
【人留】
関所
で、人間をとめるのを人留(ひとどめ)、物資は荷留(港で津留)といい、内容で米留・塩留などといった。