目次
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中世編
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第五章 戦国時代
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第二節 戦国大名の基盤
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遠江の有力な土豪
二俣近江守
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二俣
氏
二俣
近江守昌長が享禄二年(一五二九)ころ、実在したことは『
遠江国風土記伝
』所収の古文書によって証明できる。【
二俣城
】また天文五年(一五三六)十二月
今川義元
の判物写には「
二俣
近江守・朝比奈下野守寄進状」とあり、
二俣城
を守り、
今川氏
の部将であった(『
玖延寺文書
』)。なお(永禄十一年)十二月十二日の家康判物のうちに「
二俣
左衛門跡職」(『
鈴木文書
』)とある。近江守との関係は不明である。