目次
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中世編
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第四章 室町時代
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第四節 社会と経済
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都市
浜松のおこり
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本市
は東海道の交通上の要地の
引馬宿
と、
引馬
市の商業聚落によって発展してきた。交通量だけでなく、豊富な農業生産力にささえられている。寛正(かんしょう)のころ(一四六〇-一四六五)
蒲御厨
公文
(かばのみくりやくもん)
大角氏
の
譜代
(ふだい)の
下人
(げにん)が
引馬
市に逃げこみ、問題となった。都市には賎民・浮浪者や領主・
名主
の圧迫にたえかねて流れこんだ細民もある。