目次
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中世編
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第四章 室町時代
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第三節 応仁の乱
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家督のあらそい
有力守護の介入
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有力な
守護
が幕政を大きく動かすようになると、彼らはほかの
守護
家の争いに介入し、自分の味方になる者を後援した。このため
守護
家の争いを複雑にし、ながびかせた。たとえば、信濃(長野県)の
守護
小笠原氏
は、嘉吉(
かき
つ)二年(一四四二)いらい二派にわかれて争い、加賀(石川県)の
守護
富樫家(とがし)も将軍義政が調停しても兄弟の争いはやまなかった。