目次
/
中世編
/
第三章 南北朝時代
/
第四節 社会と経済
/
社会のすすみ
党と一揆 守護大名の位置
512 ~ 512 / 706ページ
そして嫡子だけが所領を相続し一家を代表し、庶子は嫡男と主従の関係をもつことになった。この嫡子が農民を支配するのは、たやすいことでない。そこで彼らは同族だけでなく、共同の利害関係にたつ地域的な
連合
体をつくった。党(とう)とか
一揆
(いっき)がこれである。この武士(
地侍
)の結合体は、より強い権力にむすびつくことによって、将来の発展を期待した。この権力の頂点にたったのが、
守護大名
である。