目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第三節 執権政治
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合議政治と得宗の権力確立
引付衆
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幕府は建長元年(一二四九)に、引付(ひきつけ)衆という
御家人
の訴訟を専門に取りあつかう機関を新設した。(文永三年、一二六六、廃止)これは、
評定衆
による評定会議の下に属する合議機関である。
御家人
の訴訟を能率的にさばくことにより、
御家人
の
要望
にこたえ、じっさいは評定会議を
北条氏
一門に指導させ、執権の権力を強化することをねらったのである。