目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第三節 執権政治
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新補地頭
[新補地頭]
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六波羅探題
は、幕府にそむいた貴族や武士たちを徹底的に調査し、その所領を没収した。その数はおよそ三千あまりといわれる。
そのうちのほとんど大部分は、畿内の近国・山陰・
瀬戸
内海沿岸・北九州あたりに分布していた。これまで幕府は、西国地方では平家の領地や謀反人の没収地だけにしか
地頭
をおけなかった。西国には
地頭
のいない
荘園
、つまり幕府の力のおよばない地区が多かった。