目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第一節 鎌倉幕府の成立
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鎌倉幕府の成立
幕府機構の変遷 政所 問注所
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幕府の機構は、大きく三回にわたり変わっている。はじめは
政所
(まんどころ)・
問注所
(もんちゅうしょ)・
侍所
が中枢機関であった。
政所
は
公文
書をつくり、財政事務を処理した。長官は別当(べっとう)といい、大江広元である。
問注所
は裁判事務をとり、長官の執事(しつじ)は三善康信。
侍所
は前にのべたが、長官の別当を和田義盛、次官の所司(しょし)を梶原景時がつとめた。そのほか「
公事
奉行人」のグループがある。
下部
機構として、国に
守護
人と
地頭
、京都に
守護
をおいた。