目次
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中世編
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第二章 鎌倉時代
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第一節 鎌倉幕府の成立
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源氏と平氏
平清盛
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こうして武家の代表者は、清盛一本にしぼられた。清盛は、後白河上皇(ごしらかわじょうこう)(一一二七-一一九二)の後援で、武家として、はじめて中央政権をにぎる。しかし、まもなく上皇は反平家派となった。
【
北条時政
】伊豆国でも関東平野と同じように武士団が成長していた。東部の海岸には、
伊東祐親
(すけちか)・
河津祐康
、北部の平野には
狩野茂光
・
新田忠常
など、どれも大地主で、有力者である。
北条時政
は、それほど有力者でないが、
在庁官人
といい、国衙(地方庁)の役人で、
荘園
の管理人でもあった。