目次
/
古代編
/
第六章 奈良・平安時代の文化
/
第二節 万葉集
/
[万葉集]
[万葉集]
330 ~ 330 / 706ページ
奈良時代の末、大伴家持の編集にかかるとされている『
万葉集
』二十巻、四千五百首の歌は、質量ともにわが国古代の文化遺産として最高級のものであるが、この
万葉集
は、浜松に関しても決して無縁ではない。いうまでもなく、それは巻一に収める
引馬野
を詠み込んだ歌、巻七の
吾跡川楊
をうたった施頭歌(せどうか)、巻十四の東(あずま)歌、巻二十の
防人歌
である。つぎにそれらについて概述しよう。