目次
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古代編
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第五章 平安時代の政治と社会
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第一節 平安時代の国司
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諸制度の崩壊
[諸制度の崩壊]
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国司
の制がこれほどまでに乱れるあいだに、令制の地方政治の形は、あらゆる面で崩れていった。
班田収授
の法も、戸籍
計帳
の制も、
四度使
も、租庸調の税制も、すべては崩壊の一途を辿り、平安中期以降はすべて有名無実になったといって差しつかえない。