目次
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古代編
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第二章 古墳時代
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第四節 群集墳の成立
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三方原古墳支群
[三方原古墳支群]
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五世紀中葉に
千人塚古墳
が築造されてより、七世紀にいたるほぼ二世紀間にわたり、
三方原台地
の東縁、
半田町
から元城町にかけて総数一六三基の
古墳
が作られた。二世紀間とはいっても、五世紀代の
古墳
は三基にすぎず、六世紀前半に降っても一〇基に満たない。したがって大部分の
古墳
は六世紀後半から七世紀にかけて築造されたことになるのである。一五八基というのは昭和三十八年(一九六三)当時の現存
古墳
の数であって、かつては二〇〇基に近いものであったに違いない。これらの
古墳
を一括して
三方原古墳支群
と呼ぶ。