目次
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自然環境編
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第二章 地形とその生い立ち
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第六節 浜名湖の生い立ちと特質
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現在の浜名湖
水温の変化
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浜名湖
の水温の季節的変化をみると、第5表に示したように、最高は九月で二八度以上にのぼり、最低は二月にあらわれ一〇度前後である。春から初秋にかけては表層の水温が高く、秋から冬にかけては逆に底層の方が高くなっている。つぎに水温の地域的分布をみると、平均水温では、表層水温は湖奥に行くほど高くなっている。冬季には、湖口付近から
村櫛
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鷲津
付近までが外洋の影響のため高く、湖奥では河川からの水が流れこむため低く、その差がいちじるしい。夏季においては、湖口付近が低く、湖奥では高めとなっている。