解題・説明
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明治以降急速に発展した浜松の繊維産業の技術をさらに伸ばすべく、静岡県染織講習所(染色・機織・図案の3科)が設立されたのは大正4年(1915)のことであった。ここは高等小学校の修了生を入学資格とし、修業期間は1年であった。しかし、これでは不十分との声があがり、猛運動の結果、大正7年(1918)4月に浜松工業学校が馬込町の静岡県工業試験場浜松分場(今の東小学校の南東付近)で授業を開始した。翌大正8年4月に北寺島町(今の浜松駅南団地付近)に静岡県浜松工業試験場とともに移転した。昭和初期には染色仕上科、紡織科、図案科、建築科の4学科があった。戦後の昭和23年(1948)4月に浜松工業高等学校となり、昭和39年(1964)に三方原台地の初生町に移転し現在に至っている。
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